畑の生き物と共に

農園の生き物の事を絵日記風に書いてます。自身も土と共に生きたいと思って転職した中年農業5年生。

オオタバコガの翅には眉毛繋がり顔がある?

オオタバコガ
オオタバコガ posted by (C)カール茅ヶ崎

オオタバコガ、こいつはトマトに被害をもたらす大害虫だ。

成虫の画像をネットで検索していたら、眉毛の繋がった人の顔に見えてきた。

蝶類の紋は個体によって違いがあるらしいが、目玉模様があるものが多いと思う。鳥を驚かして食べられにくい模様のものが生き残ってきたのだろうが、こいつには毛深い眉がある。

春日の局の眉は繋がっていたとか。中国奥地の少数民族の中には眉の繋がった女性が美しいといわれるとか聞く。それと何か関係があるのか。

オオタバコガは東南アジアで綿の害虫として知られていたが、元々日本にいたものに加えて、近年大挙やってきて大発生し様々な作物に大被害を与えるようになったらしい。中国産野菜が大量にやってきて国産野菜農家を圧迫しているのと似た状況か。眉毛繋がり顔のこの害虫も中国方面からやって来たのだな。

 

トマト・ナス・キュウリ・ピーマンからウリ科野菜に至るまで加害する。しかも幼虫は作物の中に穴をあけて入り込むから農薬が効きにくい。トマトでは新芽の所に卵を産み付け、(卵は成虫1匹で200~300産むそうだ。)それが孵化すると芽や茎・花の蕾を食べる。茎の中に入り込んでその上を枯らす。1匹の幼虫が次から次と場所を移る。実の方にも穴をあけて入る。上から順に加害して最後は土の上に移動して蛹になる。

トマトにこいつが取り付かないように4ミリ目のネットで株全体を覆うか、それが出来なければ作物の内部に入り込む前の身をさらした状態の幼虫を見つけ潰すか、もしくは農薬を使うしかない。

8月から12月に4世代が交替で発生するというから、この時期にBT剤を使うか、「マッチ乳剤」・「コテツフロアブル」・「アニキ乳剤」等が効くそうだからこれを散布する。

 

僕の畑のトマト圃場には雨よけパイプの上に大きな漁網を掛けてあるが、網目が10ミリくらいもあり、所々に破れ穴が開いた古い漁網だから、体長15ミリくらいの成虫の侵入を完全に防ぐには不十分だろう。(10ミリ目では頭から潜り込めそう)

人体に無害だというBT剤を使おう。それから一つの農薬だけを使い続けると耐性ができるかもしれないので、「コテツ・・」も買っておこう。