名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

雑草のワルナスビは悪者のくせに何てきれいな花を咲かすのだ!

ワルナスビの花
ワルナスビの花 posted by (C)カール茅ヶ崎

去年からこの雑草に悩まされてきた。

5月ごろに芽を出し、8月ごろに花を咲かす。芽を出したころは何の苦労もなく抜けるのだが、10センチくらい以上になるとなかなか厄介で、そのトゲが指に刺さって抜きにくい。茎を持って抜こうとしても綿軍手など軽く突き抜けて指にグサッと来る。抜いても抜いても次から次に新しい芽が出てくる。作物の間に生えて抜きにくいのをほおっておくといつの間にか40センチくらいの大株になっている。

それと抜いたり鎌で刈った物は枯れてしおれるかと思うとそうではなく、枯草になってもトゲはいつまでもそのままで、軍手に絡まって始末に悪い。枯草処理をしているとトゲで絡み付いたコイツが手を振ったくらいでは落ちない。

 

去年からコイツの正体を明かしてやろうと思っていたがネットで調べてもなかなか分からなかった。今日さんざん調べてやっと名前が知れた。

「ワルナスビ」(悪なすび)という名だった。・・・・ナス科の雑草で北アメリカ原産の帰化植物。牧草に混じって輸入されてしてしまったという事だ。地上部を刈り取っても地下茎で繁殖するから根絶しにくい・・・・とある。

去年はカボチャやサツマイモの株間にたくさん出て来てしょっちゅう痛い思いをしながら抜いていた。または刈り取った物を痛い思いをしながら捨てていた(葉の裏にもトゲがあるからどこを持っても手にトゲが刺さる)。コイツはバカヤローだ。

 

昨日採り上げたジャガイモと同じナス科だから、よく似た5弁の白い花を咲かせる。バカヤローの割にはきれいな花を咲かせる。「きれいな薔薇には棘がある。」と言われるようにコイツも清廉な花を咲かせるのが憎々しい。

植物の生き残り戦略には色々あるだろうが、何もこんなにトゲトゲにして人の嫌われ者になって生き残るような手段を取らなくても良さそうなものを・・・。

 

もう一度 ワルナスビのバカヤロー!