名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

朝焼けの中のガラスの様な雲が美しい!

朝焼けの雲
朝焼けの雲 posted by (C)カール茅ヶ崎

最近の光景ではない。

僕の高校生時代、今から40年も前に見た朝焼けの雲の美しさが忘れられなくて絵にしてみた。

確か季節は春、受験勉強をしていた頃だった。早朝を迎え自宅の屋根に登って東の空を見たら、遠くにたなびく雲が朝日を受けてキラキラと光っていた。薄い雲が横に流れてその一つ一つが光に照らされたガラス細工のように繊細な反射をしてとても美しかった。

「古典」の教科書にある枕草子の「春はあけぼの、やうやう白くなりゆく・・・」で思い浮かべる光景そのままだった。

 

これだけではない。自然の美しさを感じる時はよくある。花の美しさ・ガラス面に付いた水滴の形・遠くに霞む山なみの風景・遠くでキラキラ光る海面・障子紙を通った柔らかな日差し・秋のやさしい空気・・・等々。

 

できれば自然の中で、自然のままに生きて行きたい。生活費を稼ぐとか俗なことを考えずに・・・・出家して坊さんになるしかないかな。

そういえば水墨画の中の仙人の住み家に憧れる。人里離れた山の上の木々に囲まれた所に終の棲家を構えたい。それができる事なら・・・・。

 

この世は地獄でもあり天国でもある。その人の気持ち次第だ。人の気持ちによってこの世が悪人ばかりの、つらいことばかりの地獄にも思えるし、美しい光景に満ちた、花を愛でる人々で満ちた天国にも思える。