畑の生き物と共に

農園の生き物の事を絵日記風に書いてます。自身も土と共に生きたいと思って転職した中年農業5年生。

オケラは土の中の万能選手!

オケラ
オケラ posted by (C)カール茅ヶ崎

畑を耕していたらオケラが出てきた。

子供の頃こいつを捕まえて遊んだものだ。「〇〇ちゃんのおしりはどのくらい?」と聞きながらオケラの腹を指で挟むとオケラは大きな前脚を横にいっぱいに広げる。そこで「このくらい。」と言いながら〇〇ちゃんに見せて楽しむという遊びだ。

最近見なかったな。久しぶりだ。

調べるとオケラは、土の上を歩くほかに、土中をモグラのように掘って進む・バッタの仲間だから跳ぶ・田んぼの水の上を泳ぐ・人に聞こえる声で鳴くと結構多彩な能力を持っている。その体に6対の脚があり、その前脚は巨大で力強く後脚はたくましい。頭は大きな兜を被った様な形だ。背中に前翔と後翔の2つの翅を持つ。

 

子供の頃SF漫画やテレビに影響されて、空を飛ぶ万能の船を絵に描いたことがある。その船の先端にドリルがあり、大砲だの何だのいろんな物が船体に付いていて、それが空中に浮かんでいるのだ。今考えるとそれは機械化されたオケラの絵とも考えられる。

 

ただ何でも出来るということは何も出来ないことに通じるし、器用貧乏という言葉もあるから、何か一つに集中して能力を伸ばして来ていたら今のように田んぼの減少とともに個体数を減らさずに来れたかもしれない。僕自身あれもこれもやりたいと思ってあっちこっち手を出して勉強して来たから、雑学知識はたくさんあってもプロに対抗できるものは何も持ってない。何をやっても中途半端だからいけない。

 

オケラは水分の多い所でしか生きられないらしい。

うちの畑は地下水位が高く、雨が降ると水たまりがいつまでも消えない。地表の30センチ下に固い層があってその下に水がしみこまない。だから畑の中に溝を深く掘ったりして水はけを良くしようと苦労している。こんな畑だからオケラにとって住み心地がいいのだろう。

しかし無農薬栽培の証拠として多様な生き物がいるということで、生態系が出来ているということだから悪いことじゃない。今の畑は1年しかやってないが、この後3年・5年とやっていけば畑の生き物も変わって行くのだろう。

そういえば畑にミミズが少ないのでもっと増やしたい。地下30センチのところにスギナの根が張り巡らされているので毎年冬の間や春秋の作付けの度に深く耕耘して根を掘り出し、暗渠排水のパイプ管を手作りで埋め込んで、水はけがよくなればいい畑になると思うのだが・・・・。