名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

スタートレックがいい

スタートレック
スタートレック posted by (C)カール茅ヶ崎

スタートレック ジェネレーションの録画DVD(全176話)を毎日観ている。以前CS放送のスーパードラマTVから撮り貯めしていたものだ。

ヴォイジャーシリーズも好きだが、ジェネレーションシリーズも好きだ。宇宙の未知の生命体との接触が毎回面白く描かれている。

果てしなく広がる極大の世界に、想像を絶する生命体と巡り合う。異次元の生物・とてつもなく巨大な生物・また未知のウィルス・万能の力を持った生物等々想像し得る限りの生物が出てきて、今観ても現実世界との違いに新鮮な驚きがある。何回観ても面白い。

人間の想像できる宇宙生命体には限界がある。どうしても有機生命体である人間は、人間に近い生命ばかりに目を向けがちだ。人間の感覚だけでは認識できない生命も必ずあるはずだ。もしヒトが永久に死なずに、宇宙の始まりから終わりまでを観ることができたら、惑星も恒星もあるいは生命体の一種かもしれない。銀河系宇宙は宇宙にとって細胞の一つであるにすぎないのかもしれず、宇宙自体が一つの生命体もしくは宇宙がたくさん集まって超巨大な生命体を形作っているのかもしれない。(この辺のところは手塚治虫の「火の鳥」に大分影響されている。)宇宙のビッグバンとは、その超巨大生命体のとっては、細胞が一つ誕生したというだけのことかもしれない。

極小の世界にも生命体がいる。地球の生物の細胞を分子・原子と徐々に小さく観ていくと、そこに極小の宇宙が存在しているのかもしれない。その宇宙の中には銀河系・太陽系の星々があり、地球に似た星があり、人間に似た生命体が----自分が世界の支配者----といった大きな顔をしているのかもしれない。

スタートレックジェネレーションで一番印象に残った回は、「時の旅人」といった題名だったか、「旅人」がエンタープライズを宇宙の果てまで連れて行ってしまうというストーリーだった。この中で、ウェスリー・クラッシャーと「旅人」との会話----「時間は思考と結びついている。」----という意味の言葉を交わしているのが非常に強く印象に残っている。「旅人」は「思考」の力でどんな遠くの宇宙にでも一瞬で行くことができるのだ。

「時間」と「距離」・「思考」の関係は、頭の中で過去のことを思い出すということで少し探れる。老人は幼少の過去に一瞬で戻れる。どんなに遠く離れたところにでもだ。これがタイムマシンの正体なのかもしれない。だから過去は絶対に変えられない。この辺のところは、科学万能を信じている今の世界では探究できないだろう。ただ、今自分たちが信じている世界とは全く違う世界が間違いなくあるということだけはわかる。