畑の生き物と共に

農園の生き物の事を絵日記風に書いてます。自身も土と共に生きたいと思って転職した中年農業5年生。

アブラムシ退治
アブラムシ退治 posted by (C)カール茅ヶ崎

少しあったかくなってきたのでソラマメ等のトンネルを外してみた。

寒い畑での防寒に防虫ネットと不織布を重ねてあったのだが、その中でアブラムシが増えていた。

アブラムシというのは厄介者で、なかなか根絶できない。何しろオスとメスが出会わなくても単体だけで子供を産めるという。生まれた時からおなかの中に子供を持っていて、その自分と同じ遺伝子を持ったクローンをどんどん生んで増殖するのだそうだ。また普段は羽を持たないが、時に羽を持った個体が誕生(または成長の段階で変化?)して、他所へ飛んで移動するそうだ。

石鹸水や重曹水をかければ簡単に窒息して死んでしまうが、新芽の細かいところや葉の奥の見えないところに隠れているヤツはしぶとく生き残ってまた増殖する。

浸透性の農薬を使えば絶滅させられるかもしれないがそれは使いたくない。「ピリカレ」という酵素石鹸を希釈して噴霧している。アブラムシがソラマメの収穫量を極端に減らさない程度になれば良い。

出来るだけ無農薬にこだわりたいので、害虫との戦いはこれからも続く。

農業は環境を守る産業と言われているが、人の食物を作るという事は目的の作物以外の生物を排除することのようだ。作物の成長を妨げる植物を「雑草」と言って刈り取る。作物を食べにくる虫や獣を「害虫」・「害獣」と言って排除する。その排除はあまり徹底的だといけない。

 

アブラムシを虐殺しながら、「南京大虐殺」事件を思った。

自分の亡き父も中国戦線で戦った人だし、同じく母方の伯父の一人は中国戦線の上海近くで戦死したと聞いているので無関心ではいられない。何十年も前、私は本田勝一の本を読んで、こんなことがあったのかと暗い気持ちになっていた。しかし最近になって定説とは違う意見が本やネット上にあることを知り、どうやら真相は「民間人を何十万人も虐殺した」というのは嘘だと思うようになった。

「日本軍の前に大量の中国軍投降者が現れ、収容したのだが、自軍の食糧さえままならない日本軍にとって自軍よりも数の多い捕虜は重荷になり過ぎた。自軍を維持するために口減らしをした。」というのが本当ではないか。それも計画的ではなく何か小さな暴動をきっかけにして、不可抗力的に殺戮が拡大して数万人までになった。ということだと思う。あくまで軍対軍の事件で民間人を含めるのは間違いだ。

自慢ではないが私の父は、中国から南方戦線に向かう輸送船が沈められた時、わずかに生き残った者の一人だが、その生き残りを集めて敵に攻撃をかけたことで、表彰状をもらっている。私の伯父は、上海付近で敵弾を受け重傷を負い野戦病院で治療を受けたが、マラリアにかかり、それでも原隊復帰をし偵察任務中に事故で亡くなった。たぶん完治していないまま勤務し、体がふらつく中でちょっとした溝を飛び越えられなくて落ちて亡くなったらしい(遺品の手帳・戦友からの手紙を読んでの私の想像)。

軍律厳しい日本軍の将兵が、中国民間人を狂ったように虐殺した(しかも何十万人も)など私には到底考えられない。